#わたしは伊藤詩織さんを応援します

2020年06月10日

伊藤詩織さんが漫画家(なのか?)のはすみとしこ氏を訴えると。

昨日、初めてはすみ氏が描いた例のイラストを目にしたんだけど、見るに堪えない酷さだった。しかも彼女が自身のtwitterのヘッダーにその画像を置いてるのにも驚愕した。面の皮が厚いと言うか恥知らずというか・・・。

しかもはすみ氏がtwitterで呟いた言葉がやばい。


「伊藤詩織さんへ。 550万円欲しかったら、私が木村花さんの様にならないよう、最新の注意を払った方がいいんでねぇの?」


いや、ツッコミどころ多すぎ・・・。

550万円ぽっちのために、こんなに命がけで訴訟を起こすわけねえだろ・・・。てか「最新」じゃなくて「細心」な・・・。そして誹謗中傷で亡くなる可能性だってあるのはアンタじゃなくて伊藤詩織さんの方だろ・・・。アンタは彼女を誹謗中傷した側だろう。そして亡くなった方のことも馬鹿にしてると思う・・・。



伊藤詩織さんの著書「Black Box」を少し前に読んだ。

彼女の生い立ちから事件の日、そしてその後の日々や犯人とのメールのやりとりなどが書いてあって一気に読了した。

生い立ちから事件の日までのところを読んで、、、なんというか、

私たちは伊藤詩織さんのことを「あの被害に遭った女性」という風に認識していたけど、、当たり前のことなんだけど、彼女はそれまで自分の人生を生きていて「伊藤詩織」さんという一人の女性だったのに、いきなり「被害者」になってしまったんだなということを痛感した。

こんな風に、通り魔のように被害に遭う可能性は誰にでもあるということを感じて改めて怖くなった。

私も、友人も、親戚も、いや、見知らぬ誰かであってもレイプなんかされて欲しくない。


そして、彼女は自分がこれから「レイプされた女性」として世間に認識されてしまうということを覚悟の上で、声を上げ続けていて尊敬します。

また同時に、一人にこんな重荷を負わせてしまって申し訳ないという気持ちになります。

自分がここで黙ってしまったら、他に被害に遭った人も黙ってしまうと。

自分が声を上げることで、その人たちも声を上げやすくなるんじゃないかという思いで訴訟や本の執筆をしているというようなことをおっしゃっていました。



私たちにできることはなんだろう。


まずは、知ること。何かしらの疑いの心がある人は彼女の本を買わなくてもいいと思う、でも図書館で借りてでもいいから読んでほしい。訴訟のお金欲しさや売名目的なんかで、こんな本が書けるはずがないということがわかるから。

(まじで犯人から来たメールや事件当時のセリフがキモいし、あっと言う間に事件に巻き込まれるし、犯人は「あなたの味方です。僕にできることがあれば言ってください」などと抜かしているのまじで腹立たしい)


そしてせめて、「彼女にも非があったのでは」「ハニートラップだろう」とか「自業自得だ」なんてセカンドレイプをしないこと。絶対に。

世の中はそんなにひどくないはず、と思いたくて一人の女性のせいだけにしたがるのかもしれないけど、彼女は未来の自分の姿かもしれない。

必死で声を上げた時、そんな扱いをされたらどんなに苦しいだろうか。死んだ方がましだと思ってしまうだろう。


それから、できるのであれば彼女の味方だということを表明するといいと思う。

昨日、少しだけtwitterで「#わたしは伊藤詩織さんを応援します」というタグがトレンドに上がった。もちろんわたしもツイートした。

わたしのツイートで何かが変わるとは思わないけど、でも、小さな声でも上げ続けたい、今は他にどうすれば応援できるかわからないのでそんなことくらいしかできなかったけど・・・。



すぐに何か行動に移すのって難しいよね。心が整理できてないとできないことだし。

でもだからこそ、いざという時に動けるように普段から考え続けることは大事だと思う。思考停止しちゃダメなんだよな。





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